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「ねぇ、華田さん」

突然、誰かに呼ばれた。

「え、何??」

呼んだ人は、髪がショートで目がパッチリした子だった。

「あたし、玉木　亜矢。彼氏の久保くんと男女ペアになったから、よかったら、あたしと同じ班にならない??」

玉木さんの隣には、《彼氏の久保くん》らしき男子がいた。

「久保　尚弥です。よろしく」

へらっと笑う久保くんは、なんだか穏和そうな人だった。


「おい、トモダチできたな。どうすんだ??」

瀬川は私の顔を覗きこんだ。

「もちろん!!よろしく!!」