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Sカレっ

第7章 ピンチっ



「…ハァ…ハァ……」


久保たちと別れてから数分後、俺と江奈がコケた場所についた。

一昨日降った雨で少し地面が湿気ている。


「…ぉ」


水溜まりがあったと思われるヌルヌルした地面に、江奈の足跡があった。

…俺の足より小さいから、江奈のだな。



バカバカしい推測をして、その足跡の先をみた。




「……あいつ、ほんと馬鹿だ」



何を思ってそんな方向へ行くのか…??

足跡の先にはこの先危険と書かれた札が。




「…くそっ」


俺はその札を通り越した。

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