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瀬川　栄汰、14歳。中2


澤田　沙耶華、16歳。高1



俺と沙耶華は、二年前に出逢った。


姉の先輩だった沙耶華が家へ遊びに来た時、俺は沙耶華に一目惚れした。


「へぇ、君が栄汰くん??可愛いね」


当時荒れていた俺は、学校に行く度に顔や体に痣を付けて帰り、クラスメートたちからは怖がられていた。



そんな俺は心のどこかで友達と笑い合ったりしたいと思っていた。


そして、沙耶華は俺を見てクスリと笑い、痣を見てこう言った。


『あたしもココに痣あるんだぁ』



沙耶華も、親に毎日のように殴られていた。

DV……


沙耶華は膝の痣を俺に見せた。

俺と沙耶華は、どこか似ていた。