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それでも恋するドM娘

第7章 ショートヘア

「おはよ……って、ええっ!」

姫野は千紗の髪形を見て驚いた声をあげた。

「どうかな? 似合う? 変じゃない?」

千紗は短く切った髪を手櫛で撫でながら照れた顔を見せる。

「え、あっ……似合ってるよ」

「本当!? よかったぁ!!」

「ど、どうしたの、それ……」

「週末にね、切ってきたの……なんだかさっぱりしたくてね」

千紗は猫のような目を細めて笑う。

金曜日に幼馴染みの姫野と裸でいちゃついて、その翌日に髪を短く切っていた。

気分転換というのが理由であるが、今までの自分から変わりたいという気持ちも含まれていた。

結局あのあと、目覚めてからも姫野とセックスはしなかった。

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