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それでも恋するドM娘

第9章 対峙

「大丈夫。窓がそれしか開いてないから顔全体は外に出ないし、外からはよっぽど注意深く見上げないと見えないよ」

朝霧はゆっくりと抜き差しをしながら千紗の耳許で囁く。

「でも……やっぱり恥ずかしいっ……」

「佐倉さんのえっちに溺れるやらしい顔、見られちゃうかな?」

「馬鹿っ……やっぱり嫌いです、朝霧君っ!」

ぬちゃぬちゃ……

嫌がりながらも千紗の膣は再熱する。

もう十分と思っていた快楽なのに、刺激が再開するとすぐに身体が反応してしまった。

「あ、さぎりくん……ゴム、してないでしょ? 抜いてよぉ……」

「大丈夫。ちゃんと外で出すし、それに生理周期から考えて今日は大丈夫な日でしょ?」

「な、ななななんで朝霧君が私の安全日とか知ってるの!?」

「あのなぁ……僕は『黒騎士』だよ? 佐倉さんの性感帯、性癖だけじゃなく生理周期くらいちゃんと数えてるから」

呆れたことを平気で言う朝霧は、逆に呆れた顔をしていた。

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