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「光太君と話してると癒されるなぁ。光太君みたいな人と付き合えば幸せになりそう」

そう呟くと急に姫野は表情を曇らせた。

「なんだよ、それ……」

急にトーンが下がった声を聞き、自分がいかにデリカシーに欠ける余計なことを言ったことに気付いた。

「あ、いや……光太君優しいし、一緒にいると楽しいから……」

「そうやって気を持たせるようなことを言えば僕の気持ちが離れていかないって考えてるの？」

「そんな意味じゃないよ……ごめん」

「じゃあどんな意味？　僕と付き合おうっていう意味？」

「私はただ……ただ、光太君と話していると安らいだから……それで……」