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それでも恋するドM娘

第15章 それでも恋する?

停学中の朝霧から突然メールが届いた時、千紗は安心したというより腹立たしかった。



心配して散々電話やメールをしたのに返信も折り返しもなく、突然向こうから一方的な呼び出し。



身勝手過ぎる。



千紗はプリプリしながら朝霧に呼び出された場所に向かった。



「なにそれっ!!」


呼び出された喫茶店に行き、千紗の怒りは更に増した。



朝霧は見知らぬ女を脇に座らせてコーヒーを飲んでいた。



「不純異性交際で停学中なのにいい気なもんですね」



思いっきり険のある口調で千紗は向かいの席に座った。



「やあ、佐倉さん久しぶり」



朝霧は悪びびれる様子もなく挨拶をしてきて、それが余計に千紗を苛立たせた。


女の方は黙ってうつ向いたままであった。


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