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それでも恋するドM娘

第15章 それでも恋する?

「ほら」



朝霧が部屋の前に立ち、小窓から中を指差す。



「わっ……」



部屋のなかでは光太と陽菜が舌を絡めるキスをしていた。




どう見ても女の子同士のキスにしか見えないその光景はいろんな意味で千紗に衝撃を与えた。



「そろそろ君の方も光太君を解放してあげなくちゃいけないよ」



「そんな……私は……」


言い返そうとして千紗は口ごもった。



確かに今の私はなんだかんだ言って光太君を掴まえて離さない状態なのかもしれない。



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