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それでも恋するドM娘

第4章 処女を捧げるM娘

「やっちまおうぜ、この女」

「俺らみたいなイケメンにヤられたらこいつもラッキーだよな」

下卑た笑いを浮かべ、男は千紗の腕を捻り上げる。

「痛っ……やめてくださいっ!!」

千紗の瞳に恐怖の色がかかる。



「てめぇら俺の女に何してるわけ?」


突如そこに寺居がやって来た。

「て、らい……君……!?」

寺居は鋭い眼光で金髪コンビを睨み付ける。


「なんだ、てめぇ……」

いきなりの援軍に金髪コンビは怯むが数的優位からか強気な態度は崩さない。

寺居は動体視力が追い付かない素早さで金髪の腕を取り、捻った。

「痛ててっ!!」

金髪の腕が離れたことで慌てて千紗は逃げ出して寺居の後ろに隠れる。

「カッコつけてんじゃねぇぞ!!」

もう一人の金髪が殴りかかりに来るが、寺居はひらりと悠然にかわす。

殴り損ねた男が体勢を崩したところに寺居は強烈にボディーブローを撃ち込んだ。

ドスッという鈍い音が拳の重さを物語っている。

「うっ……」

もろに入った金髪は腹を押さえてしゃがみこんだ。

その頭を抑えて寺居は膝を顔面に叩き込む。

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