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歯茎や上顎を舌でなぞられ、くすぐったい感触に身を捩った
優愛の口内を優愛の舌から逃げるように歯列を通り内頬を舐められる

もどかしい快感が口内全部に広がる
犯されるように舐られ、追いかけても逃げる秋豊の舌を必死に追っていた

互いの唾液が溢れ、時折こくっと喉を鳴らして流し込んだ
紅潮した顔でトロンと潤む瞳で秋豊を見た
秋豊も薄めをあけて優愛をみた
うっとりした視線が絡んだ

抱きしめたまま右手で優愛の項を撫でた
くすぐったくて首を上に僅かに逸らした
ちゅぷっと唇が水音を絡めて離れた
おでこにキスを落とされ、小さくきゅんと胸がなる。身体の芯を通って子宮もきゅんとしたのを感じた

バスローブの下は優愛の肌を隠す物は何もない

さっき遥とあんな事があった身体は再び熱を取り戻し始めた

今度は秋豊への愛しさが大きく、優愛も自覚が有るほどに秋豊を求めていた

優愛の顔中をチュッと触れるだけの軽いキスで優しく愛撫する
耳にチュッと音が大きく入り、びくんと腰を揺らした
ジュプッと粘質音に顔が熱くなる
秋豊から送られる久しい行為に心臓は、これ以上は打てないと言わんばかりに大きく早く鼓動する

遥の舌使いが身体を這う感覚が蘇って優愛は、少し震えた

耳から首筋へ舌でなぞられ、くすぐったいようなやめてほしくないような、ちぐはぐな感触

唇を離した秋豊
秋豊を見る優愛
「何があった？」
真っ直ぐな眼差しで見つめられる
緊張が一瞬で体を支配した
少し震えて、泣きそうになるのを必死にこらえて笑顔を作る

愛想笑いは上達したように思う
「俺はお前みたいに馬鹿じゃねぇ。反応でも、視線でも読み取れる。心理学をかじってるならそれくらいわかるだろ。」
明らかに苛ついてる秋豊に体の震えがました

どうしても知られたくない
けれど、秋豊の言うとおりで、既に嘘は見透かされてる
「怒らないから吐け」
優愛にもこれだけは解る
言っても言わなくても怒ると・・