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その後、出国手続きを合流した社員達と済ませ、それぞれ簡単に自己紹介をしてくれた計男女６名
優愛も倣って（ならって）自己紹介する

「社長秘書補佐の羽河優愛です。今日からお世話になります。宜しくお願いします」
ぺこりと頭をさげると、拍手で歓迎してくれた

飛行機内は、特にだれとも話さず
カンボジアのシェムリアップ国際空港からバスでプノンペンに向かった
通訳を担当してくれる現地人とも合流して、更に山道に続く道を車二台で向かった

観光地を説明だけ受けながら過ぎていく。綺麗で大きな湖や、遺跡を眺めながら空港での遥の言葉がグルグル優愛の頭を巡っていた

「羽河さん、綺麗な景色よね～！」
女性社員が、景色を眺めながら優愛に声を掛けてくる

優愛の耳には入らない

他の社員が感嘆を吐くなか優愛は、ぼーっとしていた

どれくらい走ったか、気付けば目的地に着いていた