
恋のかたち
第10章 こいのカタチ
それからは、慌ただしく現地人との挨拶、鉱山の見学、これからの滞在日程の確認
ホテルに着いた時には、旅の疲れがどっと出た
時刻は22時
携帯が震えながら着信を告げる
ディスプレイに秋豊の文字
携帯を取り、通話ボタンを押した
「もしもし!?」
「ああ、そっちはどうだ?観光地はみれたか?」
「あっ、うん!湖大きくて、キラキラしてきれいだった。」
「そうか、こっちは相変わらずだな」
「秋豊さん日本今ちょうど日付変わったとこですね」
「ああ、時差だな」
「私たち、過去と未来で通話中ですよ」
「ああ、かもな」
淡々と返す秋豊だが、それがいつもの秋豊。
優愛は、会いたくなってきた
「しばらく・・会えないな・・てか、最近も会ってないな」
「はい・・」
「寂しいか?」
「あっ、当たり前じゃないですか!秋豊さんは寂しくないんですか?」
ちょっとムッとして聞く
「寂しいな」
珍しく素直な秋豊に胸が疼く
切なさと寂しさが増して、頬に涙が伝う
「泣くなよ」
「スン・・ないてまぜん・・ヒク・・」
「嘘つきだな」
ドクンと心臓がなる
「吐いて良いうそだっでありますぅ・・ズッ」
涙を拭いながら話す
愛しさが募る
「お前も頑張れよ」
「はい」
鼻をすする
「今日はもう寝ろよ」
「ズビッはい」
「じゃな」
「おやずみなざい」
最後ぷっと笑った秋豊と通話が終わる
携帯を握りしめ、切ない胸の締めつけをいたいほど感じながら
訊きたいことも言えないまま深く眠りに就いた
ホテルに着いた時には、旅の疲れがどっと出た
時刻は22時
携帯が震えながら着信を告げる
ディスプレイに秋豊の文字
携帯を取り、通話ボタンを押した
「もしもし!?」
「ああ、そっちはどうだ?観光地はみれたか?」
「あっ、うん!湖大きくて、キラキラしてきれいだった。」
「そうか、こっちは相変わらずだな」
「秋豊さん日本今ちょうど日付変わったとこですね」
「ああ、時差だな」
「私たち、過去と未来で通話中ですよ」
「ああ、かもな」
淡々と返す秋豊だが、それがいつもの秋豊。
優愛は、会いたくなってきた
「しばらく・・会えないな・・てか、最近も会ってないな」
「はい・・」
「寂しいか?」
「あっ、当たり前じゃないですか!秋豊さんは寂しくないんですか?」
ちょっとムッとして聞く
「寂しいな」
珍しく素直な秋豊に胸が疼く
切なさと寂しさが増して、頬に涙が伝う
「泣くなよ」
「スン・・ないてまぜん・・ヒク・・」
「嘘つきだな」
ドクンと心臓がなる
「吐いて良いうそだっでありますぅ・・ズッ」
涙を拭いながら話す
愛しさが募る
「お前も頑張れよ」
「はい」
鼻をすする
「今日はもう寝ろよ」
「ズビッはい」
「じゃな」
「おやずみなざい」
最後ぷっと笑った秋豊と通話が終わる
携帯を握りしめ、切ない胸の締めつけをいたいほど感じながら
訊きたいことも言えないまま深く眠りに就いた
