無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

広いリビングはラグマットと黒い革張りのソファが一つ置かれ、一人で見るには大きすぎるくらいの液晶テレビ

食器棚やキッチンは一般家庭を思わせる生活感が漂っている

「風呂とトイレがこっちとこっち、で、後今日まで書斎にしてた部屋をお前にくれてやるから感謝しろ。
明日は学校休みの連絡したからな。
今日の無欠席は、俺の知るところじゃねぇ」
部屋を案内しながら説明を受け、最後に今までと違った睨みで見下ろされ、うつむいてしまった優愛

「これからは、サボんな」
それだけ言って頭をぽんっと軽く叩いた

思わず顔を上げたが、男は既にソファに腰掛けていた

「あの～・・」
「ああ？」
ちょっと不機嫌な声色で聞き返される
。怖じ気づきながらも質問した
「私、どこで寝たらいいんですか？」
目を丸くした男と視線が合う
「やっぱり、バカなんだな。今日は俺の部屋で寝るんだよ」
「・・私ソファで・・」
「淫乱女。勘違いすんな。ソファは俺が使ってやる、おまえはベッドで寝てろ」
「・・はい」
一気に赤面した優愛は下を向いた
・・ぐぅ～～キュルキュル・・・

部屋に大きく聞こえたのは、優愛のお腹の音

「ぶはっ！ハハハハっ！だせぇ～！お前腹減ってんなら言えってのっ。ぷっ」
最後まで笑われ、更に恥ずかしくなる優愛

きっと穴があったら飛び込みそうなほど