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恋のかたち

第7章 夏休み ~スタート~

優愛は、とりあえず秋豊のいる部屋に戻ることにした

エレベーターで上がり、少し緊張しながら秋豊のいる社長室の前に立つ

扉がスライドして、開いていく

奥の机で見える秋豊の姿

受話器を右肩で支えながら通話しつつ、三台のパソコンを操作している

「凄い・・」
手際よくこなしている様子にただ驚く
通話が終わった秋豊は、ふぅっとため息を吐いた

疲れるだろうな・・優愛は、秋豊を心配する
 
「戻りました」
優愛の声に、初めて存在に気づいたようだった

「ああ、お前飯どうした?」
「いえ、東條さんは?」
「はぁ~・・お前は秋豊って呼んでいいんだよ。」
かぁ~っと顔が赤くなる優愛

恥ずかしくなって、下を向いた

「で?飯は?食ったのか?」

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