テキストサイズ

俺様えくぼ。

第4章 お披露目



和気あいあいと話をしていたら
チャイムが鳴り、先生が教室に入ってきた。


「きりーつ、礼」


日直の号令で挨拶をして
朝のホームルームが始まった。



「えっと…来てないのは
高山、高山はどうした??」



(むしろこっちが知りたいよ)



すると会いたかった彼が
頭に寝癖をつけてやって来た。


「遅刻だぞ」


「すいません」


「早く座れー」


祐樹君が私の隣を通る時に目が合い
私の頭をポンと叩き通りすぎて行った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ