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NO VOICE LOVE

第1章 はじまりは、すぐそこに


ぶつかるかる直前に、
彼女が振り返り、視線が交わる。

(あ~っまじでごめんっ!!!)

勢いのついた足を止めることも出来ず、
2人は派手にぶつかった。

「…いてて…
…あ!ちょ、ちょい大丈夫?!」

幸いにも腕のかすり傷程度で済んだ彼は、
自分の隣で倒れている女子高生に
声をかけた。

「ごめん!急に止まんなくて…」

女子高生の体を起こさせて、
怪我はないかと見てみるが、
特に目立った怪我はないみたいだった。

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