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NO VOICE LOVE

第2章 Received Voice,

未夢は画面にそっと指を触れ、
旭を真似るようにして線を描く。

『便利!』

そう書いた未夢の瞳はキラキラしていた。

「iPhoneとか触ったの初めて?」

『うん』

未夢は画面に新しい文字を
書き足す。

「やっぱり!」

旭は声に出して笑いながら
未夢の頭をぽんぽんと叩く。

『どうして笑うの?』

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