テキストサイズ

NO VOICE LOVE

第2章 Received Voice,

「うーん、打ち上げかあ」

『あんま乗り気じゃなさそーだな』

受話器越しに和也が笑った。

『旭は行かないって言っとく』

「おう、さんきゅ」

打ち上げは楽しいし、
トニーさんもいい人だが
何故か今日は1人でいたい気分だった。

「なんかさ、ざわつくんだよね」

『は?』

「いやなんでもない!
んじゃー俺の分まで楽しんできて!」

『は?ちょっあさ』

和也が言う途中で電話を切った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ