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NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


「…大丈夫?」

少し気まずそうに、和也が聞く。
和也の優しさにまた目に涙が溜まる。

涙を溜めてうつむく未夢。

「…」

和也はポケットから携帯を取り出し
なにやら電話を掛ける。

「もしもし?
今どこにいる?…大学か。
ちょっと抜けてこい。

…知るか。いつものカフェいるから」

半ば強引に電話を切り、
未夢に向き直る。

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