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NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


「泣きたいときに泣いとけ」

未夢とは挨拶をした程度の仲。
それにつけ加え、さっきの痴漢。

下手な言葉をかけて傷つけるよりは
そっとしていたほうがいい。

肩を震わせながら泣く未夢を
和也は背中をさすることしか出来ない。


コーヒーを運んできた店員も
その状況にギョッとする。

和也は店員に目配せをしながら
コーヒーを受け取った。

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