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NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


「さーてと!どうしよっか?」

時刻は9時半。
もちろん未夢の高校はとっくに
授業の始まっている時間だ。

「…学校さぼっちゃうか」

そう言った旭の顔は笑顔。

『うん!』

大きく頷いた未夢の顔にも
ようやく笑顔が戻っていた。

「よっしゃ決まり!」

旭は立ち上がると店員に声を掛け
お会計を済ませる。

それを旭の後ろで待つ未夢は、
先程の最悪な出来事を忘れ
旭の背中を嬉しげに見つめる。

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