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バカテスえろっ♪

第1章 俺とボクと脱ムッツリ♪

「な、なんでもないですよ!
新しく入荷したアキちゃんの写真を隠したりなんかしてません!!」

「え?」

「あ…」

「待って、姫路さん。
今何か変な単語が混ざっていたような気がするんだ。」

姫路さんは頭がいいけど、嘘は苦手そうだもんな…
でもさすがの僕でも今のには気づく。

「あぅ…」

「出してくれるよね?」

「いえ、これだけは…!!
わざわざDクラスに待ち伏せして手に入れた物なので…!!」

なぜだろう。
僕の脳裏に三つ編みおさげのあの子の顔が浮かんだのは。

「と、とりあえず取らないから見せてもらえないかな?
許容範囲かどうかだけでも知りたいんだ。」

「…はい、どうぞ」

まるで子供から悪いテストの答案を取り上げる母親になった気分だ。

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