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健康診断

第10章 高ぶる感情と感覚

『んぁ…ぁ…はぁはぁ』

私は、とうとう逝ってしまった。

もう、はずかしい…

でも、先生は、容赦なく診察を続ける。

「きもちよかったのかな?」

先生は、笑いながらそういうと、机に座る私の胸に聴診器をあてた。

―――ぴた

『はぁ…ん』

私は、まだ息が荒れている。

「ほんと…かわいい」

せんせ?こんなときに…

なんでそんな事言うの?

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