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命~タイセツサト、トウトサ~

第14章 第十四章【またぁ?】

それから…一週間後…

~隆弘~

修太も美成子も目を覚まさない

隆:「美成子…起きてくれよ?」

いつもみたいに笑って
おはよって言えよ(泣)

美:「な…何…ない…てんの…よ」

えっ!!

隆:「美成子!!!」

美:「私の…ため…なんか…にな…か
  ない…で?」

隆:「良かった、生きてて良かった」

泉:「隆弘さん、水買ってきました」

ボトッ
コロコロコロ

せっかく買ったのにーー

泉:「美成…子?」

美:「泉木…」

泉:「美成子ぉぉぉ(泣)」

泉木ちゃんは
美成子におもっきり抱きついた

泉:「ぅわわわわん(泣)」

美:「泣かないで?」

隆:「俺…先生に言ってみっわ」

そう言い俺は病室を出て
屋上に向かった

隆:「っつ…生きてて…良かった(泣)」

俺は声を殺して泣いた
柄でもなく泣いた…

璃:「隆弘さん、美成子が呼んでます」

隆:「あぁ、ありがとう」

とうりすがりに
『よろしく』と聞こえたように思った

璃:「本気だったんだけどなぁ
  情けねぇ(泣)でも、生きてて良かった」

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隆:「美成子?」

美:「隆弘って、くっさ
  たばこ吸ったでしょ」

う″バレた…

隆:「ごめん…」

美:「もぅさいやくぅぅ
  私タバコ吸う奴めっちゃ嫌い」

俺はタバコをポケットから
出し、ゴミ箱に捨てた

美:「えらい、えらい」

ギュッ

隆:「生きてて…ほんとに
  良かった(泣)」

美:「当たり前じゃん
  隆弘が、守ってくれるんでしょ?」

あぁ
俺がお前を命懸けで守ってやるよ

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