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～秀太～

大丈夫とか嘘やん
肩震えてるし

ガラガラ

女:「ｸｽｸｽ
　　あの、美成子とか言う奴
　　どうなったかな？」

亜:「やられてるっしょ、佐藤さんだぜ？
　　完璧っしょ(笑)」

女:「だよね(笑)」

美:「…亜理沙？」

亜:「美成子！大丈夫？悲鳴聞こえたから」

秀:「…お前！！、自分がやったこと
　　解ってんのか(怒)」

亜:「はぁ？何が？」

秀:「聞こえてんだよ、廊下まで(怒)」

亜:「あっ！！まじ？聞こえちゃった？」

美:「(泣)」

美成子を自分の後ろに
さっと隠した

秀:「サイテーだなお前！！」

コイツ、　
成瀬　亜理沙(ﾅﾙｾ　ｱﾘｻ)
学校の中で一番信用していた女友達

亜:「サイテー何て言わないでよ
　　サン様の為にやったんだから」

秀:「サン様？俺の為？」

亜:「申し遅れました、
　　サンファンクラブの会長
　　成瀬　亜理沙です！！」

秀:「俺のせいなのか？」

亜:「っつ、ちがう、美成子みたいな奴が
　　サン様の、近くにいたら汚れちゃう」

秀:「それ本気で言ってんのか？」

亜:「うん」

クルｯ

美:「…どっ、どおしたの？」

声が触れえてて、体も震えてる
俺のせいでこうなったんだ

秀:「悪い！」

美:「サン…の、せいじゃ、…無い」

亜:「そうよ、全部美成子が悪いんじゃない」

ｸﾞｲｯ

亜:「ｷｬｯ」

亜理沙の、胸ぐらを掴んだ

秀:「それ以上言ったら、殺すぞ」

亜:「…」

秀:「本当に悪かった」