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命~タイセツサト、トウトサ~

第6章 第六章【本気】

~美成子~

サンは、悪くない
全部私のせいなんだ

美:「だい…ジョウブ…だか…ら(泣)」

秀:「もぅ、泣かないでくれ
  俺もう美成子に近ずかねぇから」

何でそうなるの?

美:「やだ…何でそうのるの!!
  美成サンがいなきゃ学校来る
  意味なくなるよ、サンがいないと…」

サンがいないと意味がないんだ

秀:「解ったから、泣くな?」

美:「ぅわわわわん(泣)」

亜:「そうやって、いつも泣いたら
  いいともって、そう言うとこが嫌い」

秀:「お前いい加減にしろよ(怒)
  どこの誰だろうが
  美成子をぶじょくする奴は
  俺が許さねぇ(怒)」

亜:「何で、何でみんな
  美成子なの?(泣)」

秀:「その性格だろ(怒)
  誰かのためじゃなくて
  自分の為に動いて見ろよ」

美:「そうだよ?」

亜:「お前なんかに言われたくない」

美:「っつ(泣)」

亜:「泣くなよ、なぁ、泣くなよ」

グッ

美:「いたっ」

亜理沙が、私の髪の毛を引っ張ってきた

秀:「おいっ」

パシっ

美:「いい!!
  亜理沙の気が済むまで」

亜:「お前は、何でいつもそうなんだよ」

グッ

美:「っつ」

必死に涙をこらえた

亜:「なぁ(怒)」

美:「理由は一つだよ?
  友達が大切だから、大好きだから
  一緒にいて、楽しいからだよ?
  助けてくれるのは、友達でしょ?」

亜:「っつ(泣)」

美:「一杯泣きな?」

亜:「ぅわわわわん(泣)」

美:「…」

秀:「解っただろ、はなせよ」

パッ

亜:「ごめんね?美成子ほんとにごめんね?
  また、友達に戻れる?」

美:「当たり前だよ(笑)」

亜:「ありがとう」

秀:「美成子が友達なら
  俺も友達だな(笑)」

亜:「ほんとにありがとう(泣)」

美、秀:「(笑)」

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