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命~タイセツサト、トウトサ~

第10章 第十章【戻れない…】

~美成子~
その日から私は荒れて夜も遊びに行き
男と遊びまくったでも、
1人になると郁のことを考えて
泣いてしまう

美:「郁…」

今日も泣かないといけないのかな?(泣)
もぅ、戻れないの?

ピーポン
!!
郁!!

ばたばた

ガチャッ  

美:「郁!!…J

そう思い顔を上げたら

秀:「悪かったな俺で(笑)」

サンだった

美:「いいよ(苦笑)
  どうしたの?」

秀:「最近荒れてるって聞いたから」

美:「(笑)私って居る意味あるのかな?」

郁が居ないと生きていけない…
こんな好きになったのは初めてだから

秀:「とりあいずいれてく、寒い」

美:「そっ、そうだよね
  入って(笑)」

秀:「おじゃましまーす」

誰居ないっつうの

美:「部屋行こか」

秀:「ん」


美:「…」
秀:「…」

沈黙かが、続く

秀:「お前郁と別れたらしいな」

美:「(笑)情報回んの早!!」

私…ちゃんと笑えてる?

グイッ
ギュッ

秀:「無理に笑うなよ」

サンが、私を抱きしめていた
すごく落ち着く

秀:「泣けよ…好きなんだろ?」

美:「ぅわわわわん(泣)郁ぅぅ」

苦しいよ…郁…
寂しいよ、孤独から救ってよ
いつもの笑顔で…

美:「スッ…サンありがとう」

秀:「何でなんだ?」

美:「どう…したの?」

泣きすぎてうまく喋れない

秀:「俺にしのけよ」

美:「ヘ?」

秀:「ずっと好きだったんだ   
  一年生始めてみたときから
  ずっと好きなんだよ…」

うそ…よく好きな人が居るって事は
聞いてたけど…

秀:「俺ならお前を悲しませない
  泣かせないから、俺にしとけ」

サンを傷つける

美:「だめだよ、サンが 
  傷つく…誰も傷ついたら
  だめなんだよ…」 

秀:「じゃぁ!!お前は傷ついていいのかよ
  なんでそう、人ばっかなんだ?
  自分のこと考えた事あるか?」

そう言や、人ばっかり気ぃ遣ってたな  
人に好かれようと努力してた
ほんとの自分を隠してた

美:「でも…だめ
  郁しか考えられない」

秀:「じゃぁ、忘れさせてやるよ」

チュッ

美:「んっ!!」
 
止めて…(泣)

美:「んんんん(泣)(やめてよ)」

ヌルッ

美:「ふぅん、」

いやだ!郁!!
助けて(泣)

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