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命~タイセツサト、トウトサ~

第10章 第十章【戻れない…】

~郁~
はぁ…

泉、璃:「ひさしブリーフ」 

(笑)

郁:「ふりぃよ」

美成子と別れてから
一週間が経った 
なんで、ふったんだろう
 
泉:「暗いよ?いつもの笑顔笑顔!!」

笑えねぇよ

璃:「…泉木ちょっと、出といてくれ」

泉:「解った」

ガラガラ

璃:「別れて一週間だな…」

郁:「あぁ」

璃:「なんで、別れたんだ?」

何でだろうな?

郁:「解んねぇや(笑)」

璃:「美成子学校来てない」

!!

璃:「男とあそびまくってる」

郁:「!!」

璃:「たまに学校くると
  いつも、無理に笑ってる
  顔に涙の後がある」

ごめんな…でも
居てやれねぇから

璃:「サンが、今美成子の家に
  行ってる」

一番危ない奴が行っていいのかよ(笑)

璃:「MAILきた」

秀:『美成子…どんだけ泣いたのか
  目が腫れてた
  もぅ、俺…えんりょうしないから
  って、郁に伝えといてくれ』

璃:「あいつは、本気だぞ」

あいつが、サンといて幸せなら
それでいい、俺がとやかく言う
必要わない

郁:「俺には関係ない」

璃:「お前!!それ本気で言ったんだな
  じゃぁ、泣きそうな顔するなよ
  いつも、余裕な郁でいろよ!!  
  自分が勝手だって解んねぇのかよ
  病気は仕方ないけど、病気ってので
  逃げてんのは、郁だろ!!
  お前はそれでいいのよ!!」

璃木の言うとおりだ
俺は何をしてたんだ

郁:「俺…行ってくる」

璃:「あぁ、頑張ってこい」

やっぱ、持つべきものは友だな

泉:「美成子泣かしたら
  私が許さないから(笑)」

郁:「あぁ」

美成子…まっとけ

郁:「行ってくる」

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