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命~タイセツサト、トウトサ~

第10章 第十章【戻れない…】

~美成子~

美:「もぅ…やっ…めて…」

私の体はボロボロになった

秀:「くっ…」

サンが、顔を歪める
この顔を何回も見た
私は、汚い(泣)

美:「あんっ…たす…けて(泣)」

秀:「美成子、美成子好きだ、好きだ
  愛してる…」

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~郁~
ハァハァ
着いた
インターホンを押さずに
ドアノブに手をかけた

郁:「あいてる…」

ん?これ
サンのくつ?

美:「んぁ…」

この声…
美成子!!

郁:「美成子!!」

階段を駆け上がり
美成子の部屋の
ドアを開けた

美:「いっ…く(泣)」

秀:「!!」

郁:「てめぇ(怒)なにしてんだよ!!」

ボカっ

秀:「っつ」

郁:「美成子大丈夫か?」

ビクッ
美成子のとこから
白いものが出てきている
サンのものが…

郁:「お前…絶対ゆるさねぇ」

秀:「お前こそ何しに来たんだよ!!」

郁:「俺は、気づいたんだよ!!」

美成子の大切さに…

美:「でも、私はもぅ誰とも
  付き合えない、ありがとう(笑)
  来てくれただけで嬉しかったよ?
  ちょっと、帰って?」

郁:「でもっ」

美:「早く!!」

びっくりした
こんなに、怒鳴った美成子は
始めてみた…

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