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ケイウス

第4章 防衛


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「チィとヤベェな……」
戒斗は汗だくだ
「そうかしら?」
そういう光も肩で呼吸している
「そうだろ!」
ツッコミは忘れない戒斗だった
「で…どうするの?」

「どうするもこうするも………これじゃあな」

残った敵が全て二人を軸に円を描いていた

「倒すしか無いんじゃない?」
核心をつく答えは…倒す
「ハァ…行くぜ!」





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「くそっ!倒しても倒しても!良知が明かねえ!」

「もうすぐ…もうすぐ……」
光は携帯を握りしめている。
「ヤベェな………」
周りの敵が一斉に襲いかかろうとした
その時…

ピロリン♪

「来た!」
光が叫んだ
「いよっしゃー!」
戒斗も携帯を開く
「「転送!」」

二人を光が包みその光が真上に高速移動する

そして入れ替わるように巨大なロボットが風圧と共に降り立った

「行くわよ!」
3号機が構える
「ぎったぎたのけっちょんけちょんにしてやるぜ!」
2号機はもう戦い始めていた


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「久しぶりですね」
クリスが歩いて来る
「さっき会いましたけど…」
光がツッコむと
「貴方逹じゃありませんわ!読者様です」

「ハァ?」
光は意味がわからなかった
「ご苦労様、助かりました!」

「いえいえ」
「どういたしまして」

「最近、頻度が多すぎる。そんな気がするのですが…」
クリスがパソコンを打ちながら言う
「それは私もそう思いました」
光がそう伝えると、

パタンとノートパソコンを閉じて
クリスが言った
「戻って良いわよ!友達が待っているでしょう?」
「…はい」
納得しないが、今は聞くべきでは無いのだろう
「失礼しました」
そう言った二人の姿が消える

「何かが起こる…グラナ…まさか、ね」

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