無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「早食い選手権に出た方が良いぞ？」
戒斗が嫌味を全速力でぶつけるが
「興味ないし～」
鋼の夕美には効かなかった
「ハァ…」
戒斗はため息をつく。もうこれが定番になりつつある。


「…おかわり」
光にも
「ハァ…」
ため息だった

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ウ―ウ―ウ…！

「サイレン！？」
戒斗が目覚めて立ち上がった
「何？」
光が周りを見渡す
「何だろ」
その横に夕美もいた

『危険！危険！これは訓練ではありません！生徒の皆さんは直ちにホールまで集まって下さい！繰り返します！これは訓練では………』

「夕美！先に行ってろ！」
戒斗が指をポキポキならしながら言う
「偉そうに！…」
動きたく無さそうに夕美が言う

「…ハイ…ハイ…分かりました！戒斗！行くわよ！」
光が電話を切り、夕美を見た
「私は～？」
夕美が後ろから言うと
「大人しく待ってなさい！」
軽くあしらわれてしまった
「ブーブー！」
そう言いながら校舎に入っていく
「行ったな…」
戒斗が携帯を開く
「うん」
光も携帯を開く
「さて…と……敵は！？」

「メルト軍の巨人が三体…あとALGINUSと観られる機械兵が二体よ」
光が携帯を見ながら答える
「S.Wの許可は？」

「出ていないわ」
同じように携帯を見ながら答える
「分かった…久しぶりに………やるか！」

「殺るわよ」

戒斗がポケットから携帯を取り出し番号を押す

同時に光も同じ事をする

「俺はコード006.戒斗！武器の転送を頼む！」

「私はコード009の光！ジェットスケートを頼みます」

「わざわざ移動するのに道具を使うなんて…不便だねぇ」
戒斗が嫌味をはくと
「そっちこそもっとコンパクトな武器は使えないのかしら？」
光も嫌味で答えた
「大きなお世話だぜ」

「「転送！」」

その瞬間…戒斗の両手に両刃の剣がそれぞれ握られる

光には足にエンジンつきスケートのような物が取り付けられる

「行くわよ！」

「おう！」