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夏、空。

第4章 水色



昨日はよく喋っていた私が、何も返事をしないため、優翔くんが心配そうに見ているのがわかる。


…だいたい、優翔くんの前でだけ優しい自分を演じてる3人が許せない。


優しくしていれば、自然と優翔くんが怒る理由もなくなるから。


「中島さーん」

まだ呼んでる。
無視しよう。

優翔くんを無視しているような感じにもなるけど、仕方ない。

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