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夏、空。

第6章 佐藤友香side



私はこの高校に来れるなんて思っていなかった。


父の転勤で一度優翔と離れてしまい、私は変わった。


中学でみんなに優しくしていたのは、優翔に見てほしいから。


私は小さい頃からずっと優翔のことが好きで、なんとしてでも優翔に好きになってもらいたかった。


そのためには、まず見た目。
それから、性格も。
作った性格でもいいから、とにかくいい人を演じた。


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