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夏、空。

第7章 朱色



澄んだ青色に真っ白な雲。
見ていて気持ちがいい。


クラスのみんなの気分はもう夏休み。
常に教室はざわついている。


「何見てんのっ?」

優翔くんだ。
無邪気な様子で私に問いかける。

「空。私、夏の空大好きなんだ」

素直に私の気持ちを伝える。

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