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夏、空。

第7章 朱色




私と優翔くんの記念日は7月2日。
初夏の時期だ。


私も優翔くんもお互い照れ屋で、なかなか進展することはないまま、あの日から10日が過ぎた。


夏休み直前となり、私も密かにわくわくしている。


去年は受験勉強で全く遊ばなかった。

というより、遊ぶような友達がいなかった。

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