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｢はぁ-｣
清麿は､ため息をついた｡今の状況がため息を出すのだろうか?戦いで怪我をしてまだ痛みが強く､ﾊﾙﾄに言った所｢薬をやる｡｣と言われ､ﾊﾙﾄの住むｱﾊﾟｰﾄに向かっていた｡しかし､立つのがやっとで歩くのが大変である為､ﾊﾙﾄにおんぶされている｡断った所､｢なら､どうやって帰るんだ?｣と返され､答えに詰まった時､いきなりおぶわれたのだ｡
｢ｱﾚ､ﾊﾙﾄ?お帰り｡｣
｢ﾕｷﾄさん､ただいま｡｣
考える間にｱﾊﾟｰﾄに着いたのであろう｡
｢ﾊﾙﾄ､後ろの子は?｣
質問されて､今の状況が恥ずかしかった｡ﾊﾙﾄは､無表情で､
｢友達の高嶺清麿とｶﾞｯｼｭﾍﾞﾙ｡｣
｢ﾊﾙﾄにしちゃ友達作るの早いな､俺は､ﾊﾙﾄの隣の部屋の飛遠ﾕｷﾄ､よろしく､清麿君｡｣
｢よ､よろしくお願いします…｣
ｵﾄﾞｵﾄﾞしながら､答えた､ﾕｷﾄの後ろから声が聞こえた｡
｢ﾊﾙﾄ､ｾﾞﾘｱおっ帰り〜!｣
背の高い黒髪の少年が出てきた｡　｢ﾌｨｽﾞ!ただいま!ｶﾞｯｼｭもいるよ!｣｢何!?｣
ﾌｨｽﾞがｶﾞｯｼｭに近づいた｡
｢ｶﾞｯｼｭ､記憶喪失なんだて｡｣
ｾﾞﾘｱは､悲しそうに言った｡
｢そっか､俺は､ﾌｨｽﾞ､ｶﾞｯｼｭの魔界の頃の兄貴分｡｣
｢ｳﾇ､ﾌｨｽﾞだな､私に記憶がなくても､その関係はかわらぬぞ!｣
ここで､温かく､優しいものを清麿は感じた｡