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(ﾄﾞﾓｸﾙｽが消えていく､ｴﾙｼﾞｮは辛うじて本を守ったけど､戦う事は出来ない｡)
｢ﾇｧｧ!｣
ｶﾞｯｼｭ､ﾃｨｵ､ｾﾞﾘｱがﾊﾟﾃｨ達を捕まえようと走って来た｡
｢そのまま捕まえろ!ﾛｰﾄﾞの居場所を吐かせる!｣
ﾊﾙﾄは3人に言う､ﾊﾟﾃｨ達は､立ち上がり逃げる｡
｢そうはいかないわよ―!!ﾊﾞﾃﾞｨｵｰｽ!｣
ﾊﾞﾃﾞｨｵｽという､飛行系の魔物がﾊﾟﾃｨ達を乗せて飛び上がる｡
｢覚悟しなさい!この仕返しは必ず…!｣｢行け-ｶﾞｯｼｭｯ!｣ ｾﾞﾘｱがｶﾞｯｼｭを投げ飛ばす､ｶﾞｯｼｭはﾊﾞﾃﾞｨｵｽの近くまでぶっ飛んでいた｡｢ﾛｰﾄﾞとは何者なのだ-!｣
｢早く早く!もっと上に-!｣ほんの数ｾﾝﾁ足らず､ﾊﾟﾃｨ達に逃げられた落ちて来たｶﾞｯｼｭをｱﾙがｷｬｯﾁする ｢逃げられたか｡｣｢うっ…｣
舌打ちをしながら呟くﾊﾙﾄの他に呻き声が､ﾛｰﾄﾞに心を操られていた人達が目を覚ました｡
｢ﾊﾙﾄ君!清麿君!ﾕｷﾄさん!ｷﾗさん!本の持ち主にされていた人達が!｣｢ああ!大丈夫ですか?｣
走って近づくﾊﾙﾄと恵とｷﾗと魔物達､清麿はﾊﾞｵｳを撃った後で走れずﾕｷﾄに支えられながら近づいた ｢ここは?｣｢日本です｡｣
ﾄﾞﾓｸﾙｽの本の持ち主だった人の質問にﾊﾙﾄは答える｡
｢日本!?なんで日本に!?俺は一体｣(正気に戻ってる本を燃やしたからか､良かった｡)
ﾊﾙﾄは前を向くﾄﾞﾓｸﾙｽの本の持ち主が涙をためながら､
｢大丈夫か?｣｢え?｣
ﾊﾙﾄは訳が分からなかった｡
｢ﾎﾞﾛﾎﾞﾛじゃないか…一体誰がこんな酷い事を…｣ﾊﾙﾄは胸が痛んだ｢そうだ!今日は､何日だ!?娘の誕生日だったんだ!やっと休みが貰えてﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄを…｣
ﾎﾞﾙﾎﾞﾗの本の持ち主が自分のｽｰﾂのﾎﾟｹｯﾄを探る｡
｢ﾌﾟﾚ…ｾﾞﾝﾄを…｣
見つけたﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄは蝶のﾌﾞﾛｰﾁだったのだろう､それが真っ二つに割れていた｡その場にいた全員が震える｡
｢帰国は僕が手配します､ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄの方も新しい物を､お金なら全て僕が負担します､怪我の手当ても｣ｷﾗが責任を感じて言った､その顔が暗い､ﾊﾙﾄは弟のそんな顔を見て拳を地面に叩き付ける｡
｢くそぉ!｣
｢ﾛｰﾄﾞめ､よくもこんな酷い事を…関係ない人を巻き込んで､千年前の魔物達に戦わせないで出てきやがれ､必ず倒して､その顔ぶん殴ってやる!｣