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｢ここがﾃﾞﾎﾞﾛ遺跡か｡｣
ﾊﾙﾄは､目の前にある巨大な遺跡を見て声を出す｡ここにいるのは､ﾊﾙﾄ､ｾﾞﾘｱ､清麿､ｶﾞｯｼｭ､恵､ﾃｨｵ､ｳﾏｺﾞﾝの6人と1体だった､ｷﾗとｱﾙは､ｷﾗの仕事上の休暇を取る為､ﾌﾟﾗﾝﾄへ行っている､ﾕｷﾄとﾌｨｽﾞは､ﾕｷﾄのｱﾙﾊﾞｲﾄで遅れて合流予定｡
｢遺跡の中は､部屋がたくさんあって､迷路のように道が広がっているそうだ｡｣
｢上のｿﾞﾌｨｽのいる所まで多くの千年前の魔物達と戦うだろう､術のﾍﾟｰｽ配分を気にした方がいいがな｡｣
清麿とﾊﾙﾄは､それぞれの調べて来た事と注意点を言う｡
｢頼もしいわね､ﾊﾙﾄ君と清麿君は､全然怯えてないもの｡｣
恵が楽しそうに言った､ﾊﾙﾄは､気にせず､内部の地図を見ている｡
｢いや､俺だって来る前は､ｶﾞｻｶﾞｻ｣後ろの草むらが揺れる､ﾊﾙﾄは､すでに本を構えている､ｾﾞﾘｱも手を出し､構える｡
｢清｡｣｢ああ｡｣
清麿も本を構えて､草むらを指で指している｡草むらから飛び出して来る｡
｢うわぁぁぁぁん!ｶﾞｯｼｭ-!清麿!｣ 現れたのは､黄色い本の使い手ｷｬﾝﾁｮﾒとﾊﾟﾙｺﾌｫﾙｺﾞﾚが涙を流しながら走って来る｡
｢ｷｬﾝﾁｮﾒだ､落ちこぼれの変化の術の使い手｡｣
ｾﾞﾘｱが､ｷｬﾝﾁｮﾒの顔を見てｷｬﾝﾁｮﾒの経歴を話す｡細かい情報だった｡ﾊﾙﾄは､心中で､
(相変わらず､詳しい情報だな､参加している魔物の大半の情報を知っていると便利だ｡)
｢ｷｬﾝﾁｮﾒ､ﾌｫﾙｺﾞﾚどうしてここに?｣二人は､ﾅｿﾞﾅｿﾞ博士の経由で来たそうだ､ｷｬﾝﾁｮﾒは､不安だった為清麿の足に抱きつく｡こうして､8人と1体が遺跡に入って行った｡