涙が出るほど好きだよ
第5章 甘い味
次の日
「いちご~本ばっか読んで
あんたのキャラじゃないよお~。どうしたの~?」
「ん。 今いいとこ。」
「ねえいちご~!
あそぼおってばあ~
本とか地味だぞ!
地味子って呼ぶからね~」
意味わかんない地味子だって。
桜うるさい(泣)
「この本めっちゃ面白いの~!ちょっとだまってて!
地味子でいいから。」
「もおー。」
この本ほんとに面白い♪
モミ…
「ぎゃあ!?なにすんのー!?」
桜と真琳が胸を揉んできた。
「やだあ!やめて!
本読まないからあ!!」
バンッ
私は本を投げた。
それでも桜と真琳は止まらない。
「きゃ~!ごめんなさい!
もう読まないから
止めて~!きゃあっ
さくらっまりんっ!
がちでお願い!」