涙が出るほど好きだよ
第7章 気持ちを知りたい
「苺どうしたの?」
「なんでもない。てかめっちゃ痛い!」
将生が私の2つ結びの髪の毛をひっぱる。
束で抜けそうなほど痛い。
「苺、誰とペア?」
「まだ分かんない。
9番の男の子探してるの。」
「は(笑)俺じゃん。
お前とかよ。」
「まじかよ将生かよ。
たよんな~。」
「頼りないとか言うな!
おいてくぞ~」
「あ、まって!」
私は急いで将生の所に走る。
「あはは、やっぱ怖いんじゃん。」
将生は私をばかにするばっかり。
でも将生といると元気になる。