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完熟の森

第17章 身も心も

朝、雫のキスで目が覚めた。


「おはよ」


「おはよ」


僕は雫を抱き締める。


雫と朝を迎えた事に幸せを感じた。


この温もりは今度こそ僕だけのものだ。


「千晶、夕べ家に連絡してないよね」


「ーん。後でしておく」


「学校行かないと」


「そうだな」


ああ、学校なんか行きたくない。


雫とこうして抱き合っていたい。


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