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秘蜜

第9章 事の真相

誰も人のいない田舎道を
自転車で併走します。


道の両側には
刈り入れ時の黄金色の稲穂。


空は今日も青く澄み渡っています。




「お前んち、こっちのほうなのか」



「結構遠いんですよね・・・我慢して下さい」



しばらく山道を通り
ようやく家が見えてきました。


この間、車にも人にも
一切会わないほどの田舎です。

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