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秘蜜

第9章 事の真相

「まあ・・・こんなに遠いと、友達も中々呼べなくて・・・」



「そうだよな」



「ずっと一人で・・・寂しかった、ですね」



私は
誰にも言ったことが無いことを
あっさりと口にしていました。




「そっか」



鷹松君は、
一言だけそう言ってくれました。


もう、
一人で家にいるのは、
当たり前のことなんですけど・・・


それでもずっと抱えていた寂しさが
少しだけ軽くなったような気がしました。

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