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秘蜜

第5章 奴隷生活

「あれ・・・図書委員の人、いないのかな」



本が見つかったようですが
誰もいないと思ったのでしょうか。

独り言を言って、

入ってきた人の足音が
遠ざかっていきました。



「ここに、いるんだけどな・・・今は貸せねーなあ」



鷹松君が私の耳元で囁きました。


ひどいです。


私は声が出せないので
鷹松君を睨みつけました。



「何、その目」



鷹松君は
私の耳を、軽く舐めました。

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