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好きです

第6章 過去の話





『高校行かない』


中3の夏、少年に告げた。


特にやりたいことがなく
高校に行く意味がわからなかった


少年は言った。




『俺、医者になる』


私は驚いた。


『通信で高卒とったし医大行く』



『もしかして県外…?』



少年は何も言ってくれない。


『もう知らない』



そう言って私はその場から
逃げ出してしまった。



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