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理科準備室で、先生と。

第1章 出会いと再会

学校へ向かうには、町中(まちなか)の朝いつも混んでいる道を通らなければいけない。

私は今日も、その混む道を通って、学校へ向かう。

ドンッ。

向こうから歩いてきたサラリーマンの人とぶつかって、私は地面にしりもちをつく。

「あッ。ごめんなさいッ。」

どっちからぶつかったのかよく分からないけど、私はとりあえず謝っておく。

が。
サラリーマンは地面に倒れている私を睨み、舌打ちをつくと、私の横を通って、どこかへ去っていった。

「・・・・・・。」

私は無言で立ち上がった。

ーこういう事は、この道を通る時よくある事だった。

パンパンとスカートについた土をはらうと、また私は学校に向かって歩き始めた。

ーと。

ドンッ。

また誰かにぶつかって私はしりもちをつく。

ー今日で、もう二回目だ。
もー、今日はついていないなぁ。

泣きたい気持ちを抑えて、私は顔を上げた。

「ーッ!!!」

私の胸がドキンと鳴る。

ー何故なら目の前にいるのは、すっごいイケメンの男の人だったからだった。
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