俺様彼氏は甘えん坊
第5章 デートのお誘い!?
×絢Side×
なんで朝日くんが…ここに?
だってここ2年教室だよ?
「あの吉澤絢先輩いますか?」
朝日くんは教室の扉のとこでそう言った。
「絢?なんで絢なの?」
「あ、いや…別に…」
朝日くんは女子たちに囲まれていた。
やっぱり有名なんだ…。
噂ってのは怖いね…。
「あ…いた!」
朝日くんと目があった瞬間、彼は私に近づいてきた。
「絢さん…。ちょっと着いてこい!」
「えっ…ちょ…うわっ!!」
朝日くんは私の手をとり、教室を飛び出した。
ええっ…
どこいくの?
しかも着いてこいって…。
私、これでも先輩なんだけど…。