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Fire*Flower

第2章 an encounter



「おはようございます。それでは、日直さん朝の会の進行お願いします。」

あはは(笑)相変わらず先生定型文しか話さないなぁ

てか今日の日直誰だろー

転校生はまだなのかな

早く見てみたい

「日直さんー早く出てきてくださぁい」

誰よー早くしてー…

「悠里ちゃん悠里ちゃん…今日日直悠里ちゃんだよっっ」

そうこっそり教えてくれたのは私の隣の席の愛李(あいり)ちゃんだった

愛李ちゃんはもろ清楚系女子って感じの可愛い女の子

………ってか

私日直っっっ(゜∇゜)!!

「えぇぇぇぇ!!えええとぉ愛李ちゃんありがとう!!先生とかごめんなさい!すぐやりますぅぅ」

あれ?私テンション可笑しいかも…(笑)ハハ

てか…


ヤバイィィ…

私今絶対顔真っ赤…目も涙目な気がする…

赤面症だからなぁ…

赤面症なおしたいよぉ…

恥ずかしい><



「えぇ…ゲフンそれでは柳田(やなぎだ)さん進行をお願いします。」

柳田とは私の苗字。

だからフルネームだと柳田悠里(やなぎだゆうり)になるのです


「はぃっっ…」

何か声変になっちゃった…

せめて誰か笑ってください……


「えぇ…コレから朝の会を始めます。えっと、出席確認健康調査。」

「皆さん元気ですかね。大丈夫ですね。」

先生はいつも出席確認健康調査の時は案外適当だ。

もう次にいって良いのか…な?

「ていしゅつぶっ…「あっ!!柳田さん一回朝の会止めてもらって良いですか!?」

「え…あぁはぃ…」

この先生はコミュ症なのかしら…

「えぇ。皆さんにお伝えすることがあります。」

おぉ、まさかの此処で転校生かっっ!?

まぁこのタイミングないよね…

てかもしかして転校生って先生紹介で皆の前に廊下から出てくる感じなのかな?

転校生可哀想……

「えぇ…。本日このクラスに転校生が来ます。」

おぉマジか(笑)このタイミングか(笑)

「出てきてもらってから色々自己紹介とかして頂くので取り合えず出てきてもらいましょうか。どうぞ出てきてください。」

「はい」

えぇもう転校生とご対面!!

まだ心の準備がっっっっ

髪の毛とか乱れてないかな…

大丈夫かな…

まぁ今ちょっと髪型乱れてても話すときに愛想良くすれば良いかな!!

てか今日日直ってちょっとラッキーだな…


ガラッッッ

きたぁ!

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