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青春メモリー

第1章 プロローグ

あたしはいつも1人だった。


1人でも平気だった。


でも、ある日知ってしまった


1人の孤独を……



あたしはこわくなった。


1人がこわかった。


このまま消えてしまうのがとてもこわかった。



でも、彼が来てくれた。



彼が、あたしを助けてくれた。


彼が、あたしに手を差し伸べてくれた。



彼だけが、あたしをきちんと見てくれた。


だから、あたしは彼に言った。


「大人になったら結婚しよう」と。



今の幸せが消えないように


この幸せを失わないために

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