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青春メモリー

第9章 すれ違い

「・・・ふう。」





あたしはソファに座り溜め息をつい





た。





安藤の胸・・・暖かかったな。






・・・って、何考えてんだあたし!!





「落ち着いたか?」






「ひゃあ!」






「・・・・・・・・・。」





安藤があたしの隣に座る。





あたしは立ち上がった。





恥ずかしくて近くになんかいられる





か!!






「ねぇ。」







後ろから安藤に声をかけられた。






「何?」






安藤が立ち上がったのが気配で分かっ






た。





「俺、浮かれちゃっても良いの?」







「・・・・・・?」






「加藤が、俺のこと、好きだって・・・浮






かれちゃっても良いわけ?」







「・・・・・・。・・・なっ!?」
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